
いよいよ今回の森林セラピーのメインは、奥久慈 憩いの森でのセラピー。
トレーナーのガイドの元、みんなでゆっくりと森の中を散策します。
そういえばこの大子町って「奥久慈」エリアなんですって。
奥久慈と言えば、奥久慈しゃもかな?ってことで、このツアー中奥久慈しゃもランチにも立ち寄ったのですが、その記事が数日前公開のこちら。
森林セラピーって、何気ない風景や、普段なら見逃してしまうようなちいさな森の変化や季節を、トレーナーがひとつずつ拾ってくれて丁寧に説明してくれるのですごく面白い。
何度か受けているとトレーナーよりも先に気づくようになったり、植物じーっと観察したりしてしまう自分が完成していきます。
日常の中でもそんな体験が生かせるようになるので、一度受けると毎日のお散歩がぐんっと楽しくなったりします。
ところで私は、過度の花粉症なのですが…
大量飛散のピーク時にこのセラピーが当たってしまい、なかなかな経験でした。
よくテレビで見る、あの杉の木からふわ~っと漂う黄色い煙…あれ見ちゃったもん。
でもこれも、また一つの経験。
なぜ花粉がこんなに大量に、木々をオレンジにするほどにたわわにつくのか。それについても後で教えてもらうことになるのですが、それは後ほど書きますね。
憩いの森の中には2万本のスギヒノキが植えられ、さらに植生豊かな森が広がっています。
杉の木立に守られた苔の道は、木漏れ日が映り込みそれはそれは美しいものでした。
自己紹介などしつつ、体をほぐしたら、ゆっくーりなペースで森散策です。
松ぼっくりをリスが食べるとエビフライに…
そんな話も森林セラピーの定番ですが、リスにとっておいしい松があるからこそこの森にすむことができるのだということも理解できます。
春先に咲くかわいい花「壇香梅(だんこうばい)」。
枝の香りが良く、かいでみるとクロモジのようなさわやかな香りがしました。
香りの体験は、プログラム内のアロマセラピーの経験を思い出し、体験がつながる感覚がありました。
とにかく美しいのがコケ。
ふわふわとして毛足の長いじゅうたんみたい。
この木立は杉並木。
間引きされ整備されているので、さほど花粉が付いていません。
生命の危機にある杉ほど子孫を残そうと大量の花粉を飛ばすらしく、つまり花粉大量飛散やそれに伴う花粉症は、日本の林業の衰退とも関連しているというお話でした。
第一次産業がいかに大切か、考えさせられますね。
間引きされて手入れされた杉林ってとてもきれいです。
とはいってもなかなか好きにはなれませんけどね…笑
ふきのとうもあちこちに。
苔の上を裸足で歩く体験も。裸足で歩くの久しぶりなんだなー
そこからは色んなものの観察。
少しずつ感覚が鋭くなって、鳥の声とか草木の色とかに気づくようになる。
ヤマガラのつがい。なかなか近づいてきてくれない~
この大きいのは…っ!
これは「ドイツトウヒ」ですって。
よく見たらすんごいぶら下がってる…
トウヒって仙台の博物館で見たことあります。古代からトウヒって日本にあるんですよね。
コロコロコロ…と鳴くヤマアカガエルの卵。
春ですねぇ。
いいお天気でしたーあー青い
食べてみて、おいおいおい!なんなのこれ!ってなったのが「センブリ」。
おそろしい苦さ。すごいなーこんなに苦くなれるなんて!
一番高いところまできて、気持ち良い栃木方面を見渡して。
ひとりの時間を15分ほどいただいて、みんなおもいおもいにゆっくり時間を過ごして。
日は暑かったんだけど乾燥した爽やかな風が心地よかった。ちょっと寝ちゃったよね。
そしてやったー、お昼ごはんだ!
すてきなランチが用意されていました。
地元のものを使ったランチ!桜おにぎり、ふきのとうみそおにぎり。
上品な味。やっぱり薄味。大子町は、茨城県は豊かな町なのかなあ?っていう味。(わかります??)
りんごの産地でもある大子の、りんごを使ったアップルパイ。
とてもいい時間だった
きっともっとこのプログラム、良くなります。
そう思いました。
ひとつひとつのコンテンツを茨城のポテンシャルをもって磨き上げれば、めっちゃよくなる気がする。
そのために私も提案していきます。
楽しいツアー有難うございました。
皆さんもどこかで、森林セラピー体験してみてください!