
彬龍華、ハンリュウカと読むそうです。
こちらのお店のスタートアップの際に関わられた方のお名前などから付けられたという店名。
「66」は五味五感にお客様を足した数字とのことですが…55だったら私と同じ名前だったのにね(笑)
以前ここは長年沖縄料理屋さんがあって、良く中が見えなくて様子がわからない店舗のひとつだったのですが、ガラッと様相が変わって中国料理のお店になったわけです。赤タイルの床のデザインはそのままだ。
ミート矢澤系列で、すぐ近くに系列店が並んでいていつかこの通りが「ヤザワ通り」って呼ばれるようになりそう。
駅からはかなり離れているのに、入店すると結構な人。
平日なのにね。注目の高さがうかがえます。
個室っぽいのもありましたが、店内のつくりはあまり確認しませんでした。
テーブルクロスが敷いてあるタイプで、格式高いお店感が出ています。
ネオ中華っぽさはなく、でも古いタイプでもない。シェフも元々ホテル出身とのことで、そんな感じはあります。
間違いなく言えることは、五反田にはあまりないタイプのお店だなってこと。
この日はコース。
一番このお店がわかるだろうなと思われる、店名のついた「THE 彬龍華66コース」。
コースだけでなく、要望に応じてもしくは食材指名でのコース仕立ても可能とのことでした。
「チャイナルーム」「龍天門」などの経験がある中里 卓シェフとのことなので、いろいろうなづけるメニューがありました。
例えば飴がけのくるみとかね!
最初の6品は前菜。
うなぎから、チャーシューから、才巻海老から、どれもおいしい。
さりげなく桜が添えてありました。
2品目で小さな驚きが。
アツアツに熱した器に盛られた気仙沼産のモウカザメふかひれ。
ここにテーブル上でブラウンソースを注いでくれます。
これが、最後までアツアツで食べられるスタイルだなと思いました。
わりとたっぷりと注いでくれてうれしい。
しっかりと詰めて濃厚で重たく仕上げたソースと、繊維がしっかりと長くて立派なフカヒレ。
量もしっかりあって贅沢な気分。
そこから北京ダック、海鮮春巻と続きます。
なぜかここが同時に運ばれてきて謎でした…
白身魚、あおりいか、エビ。
コースの中に「本日のシェフ特製海鮮料理」というのが含まれていて、いわゆる宝箱みたいな開けてみないとわからない的なひと皿があります。
シェフは海鮮お得意なのかな?
この日は、オマール海老のチリソース。
もっと辛くても良かったなー。辛いのがお好みの方は、テーブルに運ばれてきた調味料で辛さを加えられます。
そして次の料理が、このお店のある意味もっとも特徴的なものになるのでしょう。
ミート矢澤系列ということで、和牛ステーキが出てくるんですね。
塩、わさび、オリジナルソースなどで食べる和牛は油をかけながらじっくりと焼いた赤身で、外側はカリカリ、中はしっとり構造。
この量だと男性でも満足でしょうね。
食事メニューは「担々麺」か「スープ炒飯」。
こちらの名物料理である担々麺を選ぶの一択でした。(炒飯も気になるけどね)
くるみを使ったマイルドなスープに細麺。インパクトにはやや欠けるのですがが、山椒入りのラー油を追加することができます。
最後のデザートで〆ました。
マンゴープリンと、鶏蛋仔(ガイダンジャイ)、フルーツ。どれも小ポーション。
鶏蛋仔はパリッとしたワッフルで、濃厚なバニラアイス添えでした。
友人との話が尽きなくて、楽しかった…
コロナ禍には会ってなかったから本当に久しぶり。
もう会ってから20年も経つんだってか…子供が成人したって聞いて泡吹きました(笑)
時が立つのは早いなぁ・・・
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