京都で和食の修業をし、福岡・博多中洲に「割烹 味美(あじみ)」の店主・河原畑 豪二氏のお店へ。
割烹 味美はミシュラン獲得店。
その料理人が手掛ける本格的な和風ラーメン店の東京進出とあって、じわじわと話題を呼んでいるお店です。
ご招待を受け食べに行ってきました。
五反田駅から少し歩いた静かな場所にできた「魚骨拉麺専門店 一鯛一(いったいいち)」です。
私はなじみがある場所なのですが、個人的にこだわりの料理をやるには静かで落ち着いたかなり良い立地だと思います。
階段を数段降りた場所で、夜などはともる明かりで遠くからでも見つけやすいでしょう。
店内は組子風デザインや黒&ゴールドなどを使ったシックな和の意匠。ラーメン店としては異彩を放つラグジュアリーな雰囲気。
店舗に到着し、オーダーしてからすぐに運ばれてきました。
「天然真鯛の頭だけで出汁を取ったスープ」というのがウリなので、どうやっても最初から魚のラーメンというイメージを持ちがち。
しかし驚くことに魚本来の旨味やコク、優しさなどのメリットはあっても、”臭み”や”骨のざらつき”など、デメリットとして想像していたものが一切ありません。
具材も豊富です。
炒めて甘さを引き出したキャベツ、レッドオニオン、九条ネギ、海苔、店内調理の小海老を入れた天かす。
大きめの具はなく、スープと一体になりながら麺に絡むよう考えられています。
麺はもちもちとしたストレート麺。
のど越し良くするすると食べられます。
他に、つけ麺と「魚骨煮麺(にゅうめん)」があり、にゅうめんも食べてみました。
高台つきの磁器の器。女性を意識しているっぽい。
優しくて疲れた時にぴったりなのではないでしょうか!
こっちも良かったです。
主役のスープ。癖になるおいしさでした!
しかも海老が良く合う。紅ショウガとかみょうがとか、大葉などの薬味も合いそうだねって話してました。
最後はこのスープを白ごはんにかけて。
これがまーたおいしい!
出汁の臭みをごまかせない、白米。ここでスープの美味しさをダメ押しされる感じ。
あぁもうすぐ食べ終わっちゃう…って気持ちになって、再訪を心の中で誓う(笑)
この上品なおいしさは特に女性に味わってもらいたいですし、和食好きや一風変わったラーメンを求める方、落ち着いてランチや食事をしたい方にオススメしたい!!
とにかくバランスが良く、どれかひとつが欠けても成立しない、そんな味でした。
その一体感から生まれるおいしさが最後まで一気に駆け抜ける。
そんなラーメン。
お店もとても清潔で和風、デザイン性もあり居心地よいです。
ディスプレイには今後、すてきな盆栽などが飾られる予定とのことですよ。
2023年4月15日オープンとのことなので、少し落ち着いた頃にもう一度行ってみたいなと思います。
---