こちらは美保関の佛谷寺(ぶっこくじ)。
何度かお庭までは行ったことあるけれど、本殿に入ったり宝物殿に入ったりはしたことがありませんでした。
ここには島根県最古の仏像があり、国の重要文化財にも指定されています。
私は一度東京で見たことがありましたが、それ以来。現地では初。
出雲様式で彫られた平安時代初期の一木彫。1本の丸太から掘り出されたため切れ目が一切ないので、大変状態が良いです。
現在寺には5体が並びますが、実際はもっとあったのではないかと言われています。
それぞれに彫師も違うそうですが、一体を彫るのに一体どれくらいの時間を費やしたのでしょうか。
穏やかな顔の菩薩に癒されました。
後鳥羽上皇、後醍醐天皇の隠岐島への旅の途中の行幸した場所でもあり、言い伝えを表す船の絵も残されています。
場所は青石畳通りの一番奥です。
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この日は本当にお天気よく、美保関灯台からは惜しくもてっぺんに雲がかかった大山(だいせん)が見えていました。
このあたりの海もめちゃきれいだなー
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