新たに設立された「一般社団法人 日本割烹道協会」発表会に出席しました。
日本料理の料理人を育て日本の誇れる「和食」を世界に発信する場所として、西麻布にある厨房施設を使ったイベントなどを開催。
後進への指導は料理だけでなく調理器具など基礎の基礎から教え、段位を与えていくスタイル。2対のキッチンを持つ道場は、イベントでは”対決”などのエンタメも生むことが出来るスタジオ形式で、大型のスクリーンや十分なライティングも設けてありました。
この日はご披露ということで、大きな鰤をさばくパフォーマンスが行われました。
芝大門「くろぎ」の黒木純氏。
巨大な鰤をてきぱきさばいていく横で、ふるまわれるのはブリ大根。
酒、塩などの調味料、出汁は使わないというブリ大根。
全く臭みがない、ブリと大根の旨味でできた澄んだ煮物。
割烹という言葉は「割主烹従」から来ているというお話ね…知らなかったから響きました。
意味は、切る仕事(お刺身など)が主であり、焼いたり煮たりする仕事はその後に続くということらしいです。
包丁使いって大事なんだな。
この道場でもインバウンド向け「和包丁体験」(言語:英語)がスタート。
和包丁はどのようにつくられるのか?和包丁と洋包丁は何が違うのか?片刃と両刃はどう違うのか?何で日本料理には和包丁なのか?などといった基礎知識を学んだり、技のデモンストレーションを見たり、実際に使ってみることもできるということです。
外国人のお客様で日本料理に興味を持たれた方などに、スタジオをご紹介するのも良さそうですね!
さて、さばいたばかりの鰤は丼になりました!
キャビアたっぷり。
卵濃厚、大葉がさっぱりさせてくれる。
包丁の研ぎ方は真面目に習いたい!
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