あうたびツアーで訪問した山形県・置賜(おきたま)地域
山形県は山形市や天童市がある「村山地域」と酒田や鶴岡といった日本海側の「庄内地域」しか行ったことがなく、今回行った「置賜地域」は初訪問でした。
今回はこの地域をいくつか訪ねたのですが、ここ白鷹町はスキー場もあるような豪雪地帯。
それと山形の産品として有名な「ベニバナ」の産地でもあるそうです。
置賜地区の覚え方がめちゃくちゃわかりやすい、こちらを引用させていただきます!
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【あうたびとは】
あうたびは地域と人、人と人をつなぐ旅をプロデュースしてくれる会社です。
あうたびを通してみんなで日本中の素敵な人に出会う旅を行う「あうたびツアー」、そして地域産品を楽しみながら自宅から色んな地域の人とつながれる「あうたびオンラインツアー」といったプログラムがある中、今回は1名もしくは少人数で参加できる「あうたびパーソナル」に参加してみました。
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暖冬と言われる今年でも、この時期の東北はやはり雪…!
青空が見えると雪景色きれいなんですよねー!
今回は陶芸家の方に弟子入りです!
「あうたびパーソナル」は単なる”旅行”ではない。
訪問先のライフスタイルやお仕事に入り込んで本気で体験できるプログラムが用意されているんです。
私ももう本気の弟子入りをね…、やろうと思いまして。
陶芸はこれでも2~3回やったことがあるんですよ。
行ったのは「深山工房つち団子」、金田さんの陶芸工房です。
入り口がちゃんと雪かきされていて、おもてなしを感じました…
が、どんどん降り積もる雪にちょっとテンションは上がる!
工房とても風情があってすてきなんです。
磁器に囲まれた生活をしてるから、陶器の柔らかさや温かさってぐっと来る。
特に深山焼の金田さんの作品で、大人気なのが干支の置物。
たーーっくさんのオーダーが入る、季節のやきものです。
とっても愛らしい、ひとつひとつ手作りのこだわりの干支人形です。
コトコト音を立てる薪ストーブがこれまたあったかくて。
ストーブで沸かしたお湯でお茶を淹れてもらいました。
土の感触って気持ちいいですよね。日頃のストレスぜーんぶふきっ飛ぶような、すっごい癒しの感触なんですよー
しかしこれがめちゃくちゃ力いる。重い。
お皿は作ったところから焼きしめて小さくなるから、大きな土から作っていくんですね。
重っ…重い…。
あ、ちゃんと作務衣着てます!頭にタオルも巻きました。
多分ほんとにやったら汗だくになると思う。
既にここまではやってあって、土から空気を抜いて割れないように、土を均一にするための「菊練り」を学びました。
本当に、本当に大変でした。はっきり言うと『出来ませんでした!』
でも根気よく教えてくれる金田師匠。
この時はひと通りを教えてもらうことで進めましたが、たぶん私だったら初日は雪かきで終わるとか、工房掃除で終わるとか、それくらいしかできなかったかもしれない。それくらい何もできなかったわ…
それなのに、めっちゃ丁寧に教えてもらえるんですよ。
いよいよろくろ…!
足でろくろを回しながらできるだけ真上からブレないように器を作っていく。
難しいけど楽しい。ずっとやってたい!
最後にくるくるって指で作る波紋みたいな模様つけて完成。
どうですかー?
ふぅー。結構集中するから疲れる…。
金田さんはサクサクやっちゃうから、簡単かと思ったらぜんっぜんできない~(笑)
やっぱり師匠すごいな。
金田さんは、地元の産品である「ベニバナ」を使った釉薬にもチャレンジしているんですって。
うっすら明るい黄色が出てて、すごくいい色でした。
ホッと一息、一段落してランチタイム。
近くにできた新しいおにぎり屋さん「エリート思米」に立ち寄って、買ってきたおにぎりいただきました!
今までの経歴について伺ったり、白鷹町での暮らしについて聞いたり。
山形野菜・青菜(せいさい)の漬け物おにぎり。
ニラと卵のおにぎりもおいしすぎる!つや姫最高だ。
すごい種類あって迷ってしまった。
米どころ山形のおにぎりなんて、美味しくないわけがない~
フラワー長井線の四季の郷駅から歩いて行ける場所。深山焼の最寄りもこの駅です。
店員さんいい笑顔だった!
こちらは登り窯用の薪。
手作りの登り窯で焼いているそう!
器づくりをして、もしも登り窯で焼くタイミングで再訪したら…、ひと通り全部見れる体験になるなあすごい。
薪割体験は興味あったな。機械で切るのかー
単なる陶芸体験ではなくて、しっかりと教えてもらえる。内容も時間も、好みに合わせて旅を組めるということだったので、本当に陶芸を学びたい人にとってはすごくいい学びになるんじゃないかなって思います。
「ここまでは教えてもらえないんじゃないかな」ってことや、
「陶芸家の暮らしを見せてもらうこと」だったりって、一般的な観光体験メニューだったらなかなかできないと思うんですね。陶芸家の方だって仕事あるし、そんなに時間取ってられないじゃないですか。それらをやらせてもらったり見せてもらったりできるのが「あうたび」の体験ツアー。
行く前に面接?ていうか、一度オンラインでお話できるとかそういうのもあったらいいかもね。
教えてもらうのって相性が大事だから。
帰り際、晴れててきれいな場所だなぁってしみじみ。
雪がない季節も見てみたいですね。
土触らせてもらってほんと楽しい時間でした。
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近くにカフェ兼お宿があるとのことで、お茶飲みに。
黒鴨地区にある「353kurogamo」。
(雪がちらつきすぎ、ごめんなさい笑)
ダンディ店主・オーナーの田勢さん!
こだわりのコーヒー、淹れていただく。。
カフェメニューもあって気になったなー。ケーキとかもあったよ…食べてみたかった。
雪見コーヒー。
店内はほかほかあったか、外はしんしんと降る雪…
最高じゃない?
田勢さんは東京にお住まいだったこともあったそうです。
そこから白鷹町とのつながりの話など、とても興味深いお話を聞かせていただきました。
小さなカウンターを挟んで距離が近くて、ぐっと地元の人と親しくなれるようなすてきなお店でした。
ちなみに2階のお部屋はこちら!
ここに泊まることができるんですって。
深い色合いの格子戸が美しくってほれぼれしてしまいました。
この落ち着きだったら長期滞在も良さそう。ここに泊まって陶芸体験…黒鴨いいかも~ (あっ w)
色んな体験をする旅のスタート地点「白鷹町」、魅力ありすぎてびっくりした。
正直この置賜地域の旅は、私の中でも3本の指に入るほど印象深い場所でした。それはやっぱり「あうたび」したからかも。
人と出会うって、超濃厚な時間を過ごせるんだな。
こんな感じで旅ができる「あうたび」。
サイトはこちらです。
あうたび「江戸時代からの流れを汲む窯元で脱サラ陶芸家に弟子入りする旅」
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