「芝大門 味芳斉で牛肉飯」

ふら～っと出かけては美味しいお店を見つけてくる上司がいます。
すっごく優しくてお酒とおいしいものが大好き。雰囲気はお父さんそのもの。
その上司が美味しいよ～、いつか行こうって行ってたお店が２軒ありました。
ひとつは「港屋」（過去記事）、そして先日やっと行けた「味芳斉」です。
港屋に2005年7月に行っているところを見ると、話が出てから１年くらいは経っちゃった計算になる･･･。けどやっと行けた～、長かったーぁ。

上司の口ぐせ、「辛い牛丼」。これを食べるために訪れた芝大門。
今日のチャレンジャーは私を含めて総勢4名。
大門の横をすり抜けて向うは芝パークホテル方面。味芳斉は芝パークのすぐ近く、東京タワーもおっきく見える場所です。
まずはやはりこの牛飯を注文。
でもこの段階で一人が脱落。やきそばを注文すると言い出した！（ズルい！）
実は私この日は体調最悪で、風邪引いてるし胃が痛くてほんとどうなるかわかんない状態。
でも300日以上をかけてやっと訪問できたわけだから、頼んじゃおう！

運ばれてきた牛肉の色･･･。ぎゃー、殺人的。
真っ黒に煮込まれて、赤くぶつぶつ見えるのは唐辛子ですか？白いのは唐辛子の種ね。そうなのね。
匂いは完全に漢方系。これは手ごわい･･･。
ちょっとかき混ぜてみたら、オレンジ色の液体が。あぁ、これいわゆるラー油状態になってるのね。自然にラー油ができちゃってるのね・・・、アハハ、アハアハ・・。
↓唯一の私の味方、添えられたモヤシとニンジンのナムル。

ヒーヒー言いながら食べましたが、とても完食はできませんでした･･･。ゴメンナサイゴメンナサイ。
お肉一切れに対してお茶碗１杯分くらい食べられる感じなんですもん。味はとても美味しいのですが辛さに勝てません･･･。辛いのがお好きな方にはぜひぜひオススメします。ただ辛いだけじゃなく、体にも良さそうだしじーーっくり味がしみ込んだお肉です。

この牛飯、正確には「重慶牛肉飯」と言います。
牛のほほ肉を五香粉などの香辛料でまず炒めます。さらにそれをそのままたれで煮込む。
朝からこの仕込みをなさるのは私が訪れたお店ではなく、本店とおぼしき小さいお店をきりもりされている藤山慶さん。私達が訪問したお店はその息子さんがやってらっしゃるお店です。
山椒、豆板醤、八角などがしっかーり効いていて、芯から温まります。

この料理を食べきるコツって多分何にも考えずに一気にかきこむこと、これに尽きると思う。
一度でも我に帰ったり、この後の事を考えたりしたらもぅ食べられなくなります。
このお店は普通の町の中華料理屋さんなので、サイドメニューなんかも普通にあります。

注文した小龍包や同席した人のやきそば、他にも野菜炒めだとかなんだとかを食べましたが、すっごく美味しかったので他のものも試してみたいっと思いました。


「今度は体調いい時にもう一回行こうな。」って上司に言われましたが、微妙な気持ちです。