
イル・マンジャーレに行く機会を得て、週末のお天気の日、麻布十番まで行ってきました。
この日は私が日々"充実野菜生活"を送らせていただいている「野菜マルシェ」の顧客向けに開かれたパーティー。「野菜マルシェ×イルマンジャーレの会」です。
麻布十番、イル・マンジャーレ。入口付近にシャンパンカラーのカーテン、奥へ進むとダークブラウンで設えた落ち着いた雰囲気と、バリ島みたいな(?)椅子。←座り心地良いです。

この日は京野菜がメイン食材。
「香山祐喜株式会社」の京都丹波野菜を使ったイタリアンコース。
この日は生産者の香山さんもいらっしゃっていてお隣に座っていたので、色々お話を伺うことが出来ました。
香山さんのブログには早速当日の様子がアップされています^^
最初の小さなお皿、ミディトマトのコンポジション。
このトマト、なんと今が旬だとのこと。皮が薄めでプッチッとはじけ、酸味が強く一年中収穫できるのだそう。
じゃあハウス栽培なのかな?と思ったのですが、海の近くで極力水を抑えて作る露地栽培なのだとか。
濃厚なはちみつ、ローズマリーの香り。木炭で作った塩が振られています。
結構酸味が強いトマトなのではちみつ、いいですね!

きのこのムースとコンソメゼリー。
唯一京野菜ではなかったメニュー。
ポルチーニをピューレにし、ムースに。アルバの白トリュフを1スライス。高いんだよねー、白トリュフ。。

紅かぶらのカルパッチョ。(レシピが公開されています)
赤い素材を表わすカルパッチョ仕上げにしたかぶらは、薄切りとすり下ろしたものと合わせ、フランボワーズで染めてフランボワーズビネガーで風味付け。
シルキーな食感で柔らかさをみずみずしさを感じました。

京都では紅白千枚漬けに使われるお正月の縁起物です、紅かぶら。
ずっしりと重い紅かぶらですが、これからまだまだ大きくなるんだそうですよ!

シェフの鵜野さんです。
「次のお皿は、この古いこん棒を使います…」

とは言っていません(^^)
これ、「ごぼう」。堀川ごぼうです!
堀川ごぼうと聖護院大根のコンソメ煮 ペリゴール産黒トリュフ添え。
ペリゴール産、って聞くとあのフランスで出会ったペリゴール祭を思い出します。あの時もゴロゴロとトリュフ売ってたー。
優しい甘さの聖護院大根としっかり土の味がするごぼう。さらに土仲間のトリュフの愛称の良さで見た目の地味さよりもずーっと美味しいお皿です!

一瞬フォアグラか牛フィレかと思った堀川ごぼう。
あくは相当強いらしいです。こんなに太いのに、ふつうのごぼうよりもスッ・・とナイフが入る柔らかさなのです。

ここからはパスタ2品。激ウマでした。
最初は九条ネギの冷製フェデリーニ。
「パスタが美味しいお店だな」とはっきりわかりました。
粘りと甘みのある緑のところをピューレに、白いところは刻んで水にさらし、フレッシュなまま和える。
全く味ボケしてないソースで前面にネギ、軽ーく柚子。

単一色が続きます。
次は京人参のカルボナーラ仕立て。(レシピあります!)
牛乳で煮てピュレにしたにんじん。マルミジャーノ・レッジャーノとオレンジの香り。
にんじんの濃厚さでたまごは不使用。

うちにも今にんじんがいっぱいあるから作ってみようかなー♪
メインです。
これがメインらしいメインで感動的です。
京キャベツのムニエル マンゴーヴィネガーのソース。
丸のままのキャベツをしっかり煮たものをカットして粉を付けてムニエルに。
しっかり煮た後には一晩コンソメで味をじっくりしみわたらせます。

なんとも言えないキャベツの香ばしい香りと、フルーティーな酸味があるソース。
野菜の優しいブイヨンにマンゴーヴィネガーです。

エビ芋のタルト仕立て トリュフ風味
キッシュ風なのですが生地は実はタルト。だから甘いんです、程よく。
玉ねぎ、えび芋、たまごを流し込み、低温でじっくり時間をかけて焼くとほっくり粘りが感じられるアパレイユになるそうです。
ソースにはトリュフ刻みで幸せの香りです。

野菜だけだと満足しないと思われる方も多いと思いますが、この日のメニューは良かったな~❤
味に変化があったこと、しかもしっかり骨太な味付けであったこと。
野菜はちゃんと存在感あるし、きちんと手間がかかっているのにシンプルに見せることが出来るのって、作っている人にとっても誇れる技なのではないかしら。
色々食べたのに、それなりに感動したのに最後の最後になって「あれ?私なに食べたっけ」ってなる組み立てのコースにもたまに出会いますが、このお店はしっかりと印象に残る各皿で、野菜だけでこれだけ演出出来て食べ足りなさを感じないから素晴らしいー
合わせたワインはすべての料理に1つずつ。
すっきりめが多い中、たまに軽く重めがあったりして変化があってよかったと思います。
ただ、九条ネギには赤ではなくぜひ白を合わせてほしかったなぁ。
最後は京かんしょう(おいも)とイタリア栗のモンテビアンコ。
生地にはコニャック、さつまいもにはグランマニエ。
トリュフはフレッシュなまま刻みでアイスクリームに。
・・・って9品中4品にトリュフはやり過ぎではないかの?

おいもクリームが上部に、中には栗のクリーム、カスタードなどが重なり合い、想像以上に軽めのデザートでした。
京かんしょうと栗を使ったレシピも公開されておりますよん。
大自然と空気と土と水の恵みが良質な土を通して野菜へ運ばれ、そして私たちのところへやってくるのですね。
香山さんのブログでは日々の野菜との生活やプチ情報などが満載です。
なにげない景色写真に癒されます。
ちなみに私もいただきました「GRUTTO」を拝見すると、もっとほのぼのしたライフスタイルも見ることが出来ます。
GRUTTOは東京の県産物を扱う各都道府県物産館などで入手できるフリーペーパーです。
で、商売じょーずな野菜マルシェさんはここで紹介した京野菜をタイムリーにも現在販売中!
まだ間に合うといいです^^
このページで「たまにプレミアム野菜」、12/13までだそうですー
私はお土産にいただいたエビ芋を早速調理してみましたよ。
そのことはまた別記事でー
美味しいお野菜のイタリアン^^
すごーくいただいてみたいです♪
ラーメンにも「ベジポタ」なる野菜をふんだんに使ったスープがあるようで
野菜の無限の可能性を感じます。
レシピはバッチリとチェックしましたよ。
おお、そうそうベジポタってあるんですってねー
びっくりするようなソースや使い方が満載で、私のテーブルでは常に歓声が上がっていました。
もちろん、野菜の美味しさもあります、冬はいいですね!
先日のあのイベント、行かれてたのですね!
テレビでやってるのを見てS社絡みだなぁ~と思っていたんです^^
体に良いものは美味しくない、というのを覆しました。お肉がなくても満足感もありましたし。
ごぼう、すごいですよね。初めて見ました。
でも・・・satokumiさんは未だに私の中では肉食イメージです。笑